大好きな先生

私が、某病院に看護師として勤めて2年目に入ったころです。他の大学病院から若い先生が赴任してくると話にききました。うちの病棟は、おじいちゃん先生やちょっと癖のある怖い先生が多く、またどうせそんなもんだろうと思っていました。
ある日友達が、先生を見たと私に報告してきました。絶対Aちゃん(私)の好みだよと得意げに言っていました。私は彼氏もいましたし、そんなことないだろうなと勝手に決め付けていました。
数日後、その先生と会ってびっくりしました。容姿が私のすべて好みでした。それから毎日すれ違う度に、仕事の話をする度にドキドキしていました。しかし、その先生は看護師に評判が悪く、誰も寄せ付けたくないようなそんな先生でした。私も何度か冷たい言葉を浴びせられ、泣いたこともありました。しかも、先生は既婚者ということも噂で聞いていました。彼氏もいるし、相手は既婚者だし、私にとってのアイドル的存在にしておこうと私は決めていました。
先生が赴任してから、1か月ちょっと経ったとき、急に先生から呼び出されて、メモを渡されました。中をみるとアドレスが書いてあり、メールをしてほしいと書いてありました。彼氏いることもすっかり忘れて、嬉しくてその日の夜すぐメールをしました。そしたら、ドライブに行こうと誘いがあって一緒に行きました。ただ普通に色々なことをお話しして、これからも誘っていいかと言われました。それからは、時間があるときは会いました。いつもただお話しして帰る、それが楽しかったです。時々先生は、呼び出されてしまって途中でさよならすることもありました。でも、会えたことが嬉しくて、本当に好きでした。高校生の頃に戻ったみたいでした。
しかし、突然先生は他の遠い病院に赴任が決まり会えなくなりました。短い間であまり周りには言えないような、良くない関係でしたが、また先生と会いたいです。

影響の受け方を間違えた結果、今の本業と趣味になりました。

ご存知の方はご存知の作品、漫画原作柩やなさん作黒執事。アニメ、ミュージカル、実写映画など当時専門学校に通っていた私はそのイラストの綺麗さと、オープニング曲がすごく好きだったのをきっかけに思いっきりのめり込みました。
もちろん愉快なキャラクターたちや、その華やかな衣装などにもはまっていたのですが、一番好きだったのは作中に出てくるありとあらゆる料理でした。
主人公セバスチャン・ミカエリスの作るパイやデザート、サンドイッチなどなど、18世紀イギリスで流行していた料理の歴史に触れるきっかけになりました。細かい説明の書き方や、美味しそうなイラストを見て「私もこんな料理を作れるようになりたい」と思うようになり、その料理を知るためにいろんな勉強を始めました。
結果、私は調理師専門学校を卒業後、接客や料理に携わる仕事に就き、暇さえあれば食材の歴史や料理の歴史を調べるようになり、気付けばアニメやミュージカルからも離れ、ほぼ食文化概論オタクと化しています。
そして、黒執事のもう1つの魅力はやはり衣装にあると思います。華やかな18世紀ロンドンの社交界の衣装にドはまりした私は、当時はゴスロリにドはまりし、ありとあるゆるブランドさんの古着屋をめぐり、大量に買い漁りました。もちろんそれに合わせてメイクや歩き方も練習し、今でもたまに着て楽しくお出かけしています。
当時引っ込み思案で人と話すことが苦手だった私ですが、ファッションの趣味が変わり、華やかな衣装も着るようになり、性格まで変わったのか、今では自分で音楽を始めてちょこちょこアニソンのコピーバンドなどのイベントにも出演させて頂けるようになりました。
黒執事に出会えたおかげで世界観や性格、趣味まで変わった事でいろんな世界を知る事が出来ています。あの時、黒執事を勧めてくれた友人に感謝すると共に、これからも調理の技術をもっと上げて、いつか黒執事に出てくるような料理をサクッと作れるようになるのが現在の目標です。